あたかもスティーブ・ジョブズがアメリカの成功を代表する存在であって、スティーブのような人が出ないから日本はだめなんだという、最近よくある論理展開です。
これはもう完全にばかばかしい話です。
スティーブ・ジョブズはアメリカの成功の代表なんかではないし、アメリカにおいても彼は完全な例外です。アメリカの大部分の評論家が言っていたことと真逆のことをやってアップル社を再生させましたし、アメリカのIT界にあっては異端児です。アップル社のイノベーションの仕方は明らかにグーグル社やアマゾン社と異質で、アップル社だけがiPhoneとかiPadでイノベーションを起こし、それを他社が真似するという構図が完全にできあがっています。
スティーブ・ジョブズは株主利益を尊重していませんでしたし(これは公言しています)、MBAどころか大学も数ヶ月で中退していますし、ほぼすべての評論家がMacOSもWindowsのように他メーカーにライセンスすべきというときにライセンスを全部取り消しましたし、インターネット時代に直販小売店戦略を始めるなんてバカバカしいと言われた中でアップルストアを成功させました。しかもアップルストアを始めるに当たって、小売店を締め付け、販売を制限し、販売チャンネルを大幅に減らすという常識では考えにくいことをやっています。評論家や経営のプロが言っていたことの逆のことをすることによって、ジョン・スカリーなどの経営のプロがぼろぼろにしてしまったアップル社を立て直したのです。
アメリカでも完全に例外であるスティーブ・ジョブズのような傑出した起業家が出てこないのは、別に日本だけの悩みではなく、アメリカの悩みでもあり、iPhoneやiPadを真似ることしかできていない韓国の悩みでもあります。
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ソーシャルゲームは面白いのか? はっきり書いておくとゲーム単体では面白くないと感じる物が多い。ソーシャルゲームだからソーシャル部分を抜いたら面白くないのは当然だが。 但し、そこにソーシャルな繋がりと、多くのユーザーが同時にやるという要素を組み合わせると爆発的に面白い。 更に人間の根源的な感情である自己顕示欲、承認欲求にも大いにリーチしてくる構成になっている。この仕組がとてつもなくすごい発明、発見だと思う。 ゲームの面白さはゲーム性だけで決まるわけではないという事を、脳が化石になった家庭用ゲーム開発者は早く気がつくべきだと思う。 ソーシャルゲームを馬鹿にする家庭用ゲーム開発者は腐る程いるが、現時点で我々はソーシャルゲームがやっている事の一部の業務を担当しているに過ぎない事に気がつくべきだ。
ゲームの面白さはゲーム性とコミュニティによっていくらでも変わるし、それらを相互に融合させたゲームをコンシューマーの枠組みの中で作るのはとても難しい。 例えば面白くない映画を100人で喋りながら見るのはとても楽しい。この場合面白くない事にも価値があることになる。 本来、価値がなかったものに価値を与えるという事が面白いという事はニコニコ動画の成功例で理解できるはず。
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